« 経営の品質を考える(3) | トップページ | ザールブリュッケンに行きました(2) »

2006-06-07

『沖縄』のコールセンター事情

54690005 読谷村・沖縄 by CONTAX RX VarioSonner
------------------------------------------
先月は沖縄に出張で出かけてました。目的はコールセンターとデータセンターの視察です。

ここは地域振興の施策でコールセンターやデータセンターの誘致には積極的なんです、ハイ。

沖縄の基幹産業は”観光”と”米軍相手の商売”ですが、これだけでは若者は島に残らないし、活性化にならないということで、

太田知事時代に練られた施策が「IT産業の誘致」と「バハマ諸島化(タックスヘイブンと富裕層の取り込み)」だったのだそう。

このうち「IT産業」は本土より2~3割安い賃金に目を付け、質の高い若者を利用することで、コールセンタービジネスを立ち上げるところから始まりました。

コールセンターとは、いわゆるテレフォンサポートのオペレーターを置いているセンター設備のことです。

たとえば東京23区の「ゆうぱっく」の問い合わせは郵便局に電話しているようにみえても実際には沖縄のオペレータが電話に出ています。

職安のテレホンサポートも那覇市内で受けてますし、DELLコンピュータのヘルプデスクもそう。マイクロソフトのMS-OFFICEに関する質問も沖縄で受け答えしてます。

このような感じで、この数年で全国のコールセンターが沖縄、しかも那覇や名護あたりに集中してきています。

彼ら・彼女達は時給ベースでいうと1000円くらいで働いています。この金額は本土では「並」ですが、当地では高給取りに入ります。

時給の相場は500円~700円くらいですので、いかに高いかおわかりでしょう。雇用形態は正社員で雇用する企業、契約社員で雇用する企業と様々で、このあたりはその企業のポリシーが滲み出ていました。

やっぱり、ちゃんとモチベーションを維持して働いて欲しいから正社員採用とするところ、流動市場だから契約社員扱いにするという企業などです。

ただ正社員であっても契約社員であっても、コールセンターオペレーターに課す能力レベルはどこの企業でも同じようで、会話応答の質や応答時間のチェックはパソコン上でなされていて、マンツーマンで指導されるとのことでした。

かつては制限時間以上に電話応対しているとパトライトがクルクル回って警告されたようですが、最近はパソコン上で密かにチェックされるのです。(爆)

ちなみに生活雑貨の価格は本土並み、ペットボトル1本のお茶でも150円します。

しかし島内で自給自足できるようなものは異常に安く、お昼休みのお弁当は300円くらいで売っています。

居酒屋に入って、5人で3時間たらふく飲んで食べても1人あたま3000円くらいですから、これはもう上海並のお値段です。

そういうわけで、労働集約型の産業は沖縄に持っていく方が安くつくのです。

とくに沖縄の方は英語を話せる人が多く、二カ国語のコールセンターを置けるのも全国でここくらいなもの。

24時間・365日稼働が当然で、台風が上陸しても皆さんちゃんと出勤してくるそうです。

「バスやゆいレール(モノレール)は止まりますが、タクシーは動いてますから。しかも悪天候の方が出勤率が良いのですよ」と、ある企業の役員さんの弁。なんだか、クスッとわらえるお話でした。

(2006.06.07)

-ENDE-

|

« 経営の品質を考える(3) | トップページ | ザールブリュッケンに行きました(2) »

@CISA(公認監査人),ITC(ITコーディネータ)」カテゴリの記事

コメント

突然、申し訳ございません。
私は、名古屋の広告代理店で制作を担当しております林と申します。
今、沖縄のビジュアルを使用してポスターを制作しており、2006.6.7の読谷村のビジュアルをぜひ使用させていただきたいと考えております。
データを使わせていただくことは可能でしょうか?
また、その場合の費用はどのくらいでしょうか?

デザインを数案提出し、最終的にはクライアント判断で決定となりますので、実際に使用させていただくかは現時点では不透明ですが、可能かどうかをお教えいただきたく、メールをいたしました。
大変不躾なメールで申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿: 林 | 2011-07-05 19:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/518798/27337862

この記事へのトラックバック一覧です: 『沖縄』のコールセンター事情:

« 経営の品質を考える(3) | トップページ | ザールブリュッケンに行きました(2) »