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2007-04-23

J-SOX始末記:全社統制の重み

39950010 im Romerberg mit Hasselblad 503cx Distagon 3.5/60

先般監査法人から全社統制の記入サンプルをもらった。
全部で42項目のアンケートからなり、うちITはせいぜい4項目だ。
もらったサンプルには記入例があるのだが、これがまた非常に簡潔に書いてある。
「ITを○○業務に活用してます」とか、「ITを統制してます」とか、笑ってしまうようなこんな回答だ。
こんないいかげんな回答で全社統制をOKするのもどうかと思うが、ひょっとして世間のレベルってこんなもん?と思ってしまった。

かたや経済産業省からは「IT統制」の実務ガイドラインが出ているが、こんな中途半端なレベルではない。
システム監査基準がベースとなり、それにCOBITを加えているから、そのレベルは高い。
とりあえず”お上”基準で統制評価を始めるものの、監査法人からは「細かすぎでは?」とのお言葉を頂戴してしまった。(笑)
うちの監査法人って、J-SOXを企業活動の健全化手段と見なしてないようだな。
まるで、御上から言われたので、とりあえずやってますってな感じだ。

こんな経験をしたり、他社の進め方などを耳にするにつれ、
”上場企業たるもの、それにふさわしい内部統制を持つべき”との趣旨で始まったはずのJ-SOX、手抜きを考えている者と、これを機会にガバナンスを再構築したいと考える者とに二極化されてきたようだ。
監査に通る/通らない以前に、この取り組みの姿勢の差は大きいだろう。
J-SOXを通じてITガバナンスを確立できた企業、そうでない企業は今後大きな成長差が出てくることも大いに予想される。

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@CISA(公認監査人),ITC(ITコーディネータ)」カテゴリの記事

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