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2007-06-15

ソフトパワー・ハードパワー

39710017 im Neuhauser.Str in Munchen mit Hasselblad 503cx Distagon F3.5/50

ハーバードビジネスレビュー2007年6月号は久々に面白いと思える内容だった。
物事を自分の思うように運ぶ(=戦略)には、「ハードパワー」と「ソフトパワー」の2つがあるという。
「ハードパワー」とは、対立や拒絶も厭わず、アメヤムチを使って自分の要求を飲ますこととされている。
例えば、モノを売ったら報酬やマージンを与える、契約でがんじがらめにするということが挙げられる。
卑近の例では、インテルというCPUメーカーにマイクロソフトが加えた圧力「うちのOSが快適に動くCPUを作れ!さもないと今後は協力しないぞ」というものがあった。
日本国内に目を写せば、プリンターメーカーの訴訟による互換トナーの強制排除、飲料メーカーによるネガティブ広告による優位性の確保等はこれにあたる。

かたや、「ソフトパワー」はこうした強硬手段に訴えることなしに、他者から自然と選ばれる条件を作り上げることを指す。
先のインテルの例で言えば、マイクロソフトに頼らなくても済むよう、対立するLINUXというOSの利用促進キャンペーンに力を注ぎ、補完-協力勢力を気づくことで、マイクロソフトと同じマーケット規模の需要を創出することに成功した。
今流行のipod(アップルの携帯音楽プレーヤー)は、違法コピーができない安価で安全な音楽ダウンロード販売網をセットにすることで多くの参加レコード会社を集めることに成功した。
このように「ソフトパワー」は、自ら自前で全部用意して顧客を囲い込むのではなく、補完戦力を有効に使って自分の要求を実現する点にある。 そういういみで、「ソフト」なのである。

これを最近一番痛感するのは、ブログやSNSを使った”口コミ”マーケティングだろう。
半分死語になった”口コミ”だったが、日経ビジネス刊「クチコミの技術」でも述べられているように、「ソフトパワー」の効果的な活用例として俄然注目を浴びてきている。
ブログやSNSを上手く使うと、「北京の蝶が舞えば、ニューヨークでハリケーンが起こる」ことも不可能ではない。
ソフトパワーを如何に使いこなすかが、今後のビジネスの行方を大いに左右しそうな感じだ。

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