« 【IT】USBメモリーとモバイルNAS、無線LANアクセスポイントと1台3役の、PQI Air Pen | トップページ | 【アート】平安時代の代表屏風絵「山水屏風」 »

2013-09-29

【アート】西アジアの芸術動向 ー紀元前から中世までー

File000335532204

西アジアの芸術は、古代王朝毎の地域性と民族性に飛んだ多様な様式と、イスラーム伝播後の宗教的な画一性を持った様式の2種類に分かれる。

 
最初は、素朴な幾何学文様や動物文様を施した紀元前6000年頃のメソポタミア文明における彩文土器に遡る。
 
紀元前3000年頃のシュメール都市国家に入ると、支配者階級を中心に豪華な芸術文化が生まれた。この時代の代表作には「ウルのスタンダード」があり、モザイクと物語性を持った工芸品に代表されるような豪華な副葬品となっている。
 
紀元前7世紀の新アッシリア時代に入ると、石板を加工する技術を得たこともあり、「帝王ライオン狩り」に代表される写実的でやや大型の浮彫りが見られるようになった。
 
紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシアのペルセポリスでは、さらに大型化した建築物を飾る意匠が数多く見られるようになった。
 
また西はエーゲ海から東はインダス川に及ぶ広大な帝国となったこともあり、アッシリア由来の「人面有翼神獣」や「アパダーナ東階段の浮彫」などは征服した諸国の伝統美術を吸収しつつ、独自の世界感を誇示するペルシアの世俗美術が生まれることとなった。
 
226年に興ったササン朝ペルシアの時代になると金属の加工技術が発達し、独特な工芸が発達した。中でも、打ち出し嵌はめ込み技法を用いた「シャープール二世猪狩図銀皿」が有名である。
 
この他、アケメネス朝と同様に征服した広範囲の地域の芸術を取り込んだ工芸が発展し、「帝王叙任式と騎馬像」や「帝王猪狩り図」などの写実表現も優れた作品が登場した。
 
651年にササン朝がイスラーム国家に滅ぼされて以降は、イスラームの宗教感を反映させた芸術で統一されることとなったため、それまで各地域や王朝毎に見られた多様な工芸の展開は影を潜めることとなった。
 
偶像崇拝を禁じていたため、植物文様、幾何文様、文字文様といった装飾文様のデザインが発達し、「岩のドーム」や「王のモスク」、「ラスター彩陶器」等にその成果を見る事ができる。
 
-ENDE-
 

|

« 【IT】USBメモリーとモバイルNAS、無線LANアクセスポイントと1台3役の、PQI Air Pen | トップページ | 【アート】平安時代の代表屏風絵「山水屏風」 »

@Kunst(芸術)」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/518798/53431614

この記事へのトラックバック一覧です: 【アート】西アジアの芸術動向 ー紀元前から中世までー:

« 【IT】USBメモリーとモバイルNAS、無線LANアクセスポイントと1台3役の、PQI Air Pen | トップページ | 【アート】平安時代の代表屏風絵「山水屏風」 »