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2013-10-27

【アート】サン・カルロ・アッレ・クワットロ・フォンターネ聖堂

San Carlo alle Quattro Fontaneの写真
San Carlo alle Quattro Fontane

イタリア・バロック建築の代表であるボッロミーニが設計したサン・カルロ・アッレ・クワットロ・フォンターネ聖堂は、従来の直線的かつ重厚で荘厳なゴシック建築とは対照的に、曲線と楕円を用いた複雑で優美な内装と外装の造形を持つ点に特徴があります。
 
こうした特徴の背景には、16世紀から始まった首都ローマの再整備に起因する、「永遠の都」として演劇性あふれる劇的な空間を整備し始めたことによる影響と考えられます。
これにより、絵画や彫刻、建築は相互に影響し合い、融合するものとして様式美を追求する流れが生まれました。
 
ボッロミーニのこの聖堂では、湾曲して流れるようなファサードを取り入れ、内装では幾何学的文様や十字架をあしらって絵画に頼らない天蓋、頂上から下に行くに従って徐々に暗くなるように計算された光の効果、総ての祭壇が見えるように設計された宗教性と機能性を兼ね備えた設計が生まれるに至ったと考えられます。
 
バロック建築は、絵画や彫刻、建築を統合する芸術を目指した所にあり、屋内外の意匠や色彩の統一性にその結果が表されています。
 
-ENDE-
 

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