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2013-10-06

【アート】平安時代の代表屏風絵「山水屏風」

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平安時代の代表的な屏風が「山水屏風」です。
 
東寺旧蔵の作者不祥の屏風は11世紀の平安時代に制作されました。
六曲一隻からなるこの屏風は、金具が発達していなかったため、
一隻ごとに革ひもでつなげられており、その結果、縁取りされているのが特徴です。
 
映画「陰陽師2」の1シーンで伊武雅刀演じる貴族がこうした屏風を前に登場しておりました。よく歴史を考証した例ですね。
 
さて、この山水屏風の図様は六面に連続した横長になっており、一隻に独立した図ではなく、縁取りによる見目の悪さを知りつつも連続した図にしたことは作者の強い思い入れを感じさせます。
 
画風は中国的風景を描いたいわゆる唐絵です。
白楽天と思われる人物を配して唐絵を模写したかのように見えますが、山並みはなだらかに日本独特の峰であり、松の描き方も大和絵に似た日本風の描かれ方になっています。
 
このため、この屏風は模写等ではなく、唐絵形式をとりつつも大和絵等の技法を加味した作者固有の作品と考えられます。
 
ところで電子アーカイブ「e国宝」では、この山水屏風が収められており、展示会場でも接近して見ることができないほど、拡大して松の枝の筆使いに至るまで詳細に図柄を見ることができます。
http://archive.is/8sDp
 
-ende-

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