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2014-09-20

【アート】中国芸術の変遷と特徴

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中国美術は、先史時代から清時代に至るまで、漢民族が主体となって育んだ一貫性に特徴がある。

征服王朝下でも文化排斥されずに、異文化を取り込みながら発展した。


1)新石器時代・殷時代

中国芸術は彩文土器から始まり、紀元前6000年頃の彩陶人面魚文鉢が代表例である。
以降、仰韶や竜山などの土器・青銅器文化が各地で興り、地域独特の造形を持つ祭事器が作られた。


2)古代(西周から後漢)

土器・青銅器文化が洗練させた時代である。

演奏用の編鐘(春秋)、遊牧民の影響を受けた銀象嵌有翼神獣(中山王国)は代表例である。

秦・漢代では死後世界・神仙思想に基づく美術品、明器や画像石などが制作され、墳墓内美術が盛んとなった。

建築では強力な王権を背景に、大規模建築(万里の長城、始皇帝陵など)が造営された。


3)中世(三国から元)

芸術は精神を表現するものと位置づけられ、絵画や書に精神表現の場を求める時代となった。

絵画は雰囲気で描くことが尊ばれ、顧愷之(六朝)が山水画の基本スタイルを確立した。
唐代では呉道玄や李思訓らによって水墨山水画が確立した。宋では宮廷画家達による院体画と、文人官僚による文人画によって磨きがかかった。

書は王義之(六朝)を開祖とし、一時書派が分かれたものの、初唐に王陽詢ら三大家が出現して芸術的な書風を完成させた。

彫像美術や石窟美術は、仏教伝来に端を発した後漢・三国から元代末期にかけて盛んに制作された。

陶磁器は様々な色合いや形状の青磁器が焼かれ、窯も全国に拡大した。白磁は北斉代に焼かれ始め、宋代に良質な磁土と窯によって高品質な白磁器が大量生産された。


4)近世(明・清)

明代の絵画は南宋画風を受け継いだ画家が中心となって職業作家や文人作家が活躍、戴進(初期)、沈周(中期)、董其昌(末期)らが活躍した。

清代では画家の個性と独自性を競う時代となり、職業作家が多数活躍した。中期以降は西洋の技法を用いた絵画が流通するようになる。

陶磁器は景徳鎮の青白磁や粉彩が世界的に名声を得、今なお愛好家の間で高値取引される程の芸術性を高めた。

<参考文献>
・「陶磁の歴史」 大阪市立東洋陶磁美術館
 http://www.moco.or.jp/intro/history_c.html

 

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