ザ・チェンジ! 人と職場がガラリと変わる12週間プログラム
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ザ・チェンジ! ~人と職場がガラリと変わる12週間プログラム~ 著者:門田由貴子 |
先日、全然知らない女性コンサルタントからEメールが来ました。
宛先は私宛で正しいのですが、送り主の名前に覚えがありません。
はーて?と思いながらメール本文を読んでいると、「この度、姓を変えました」とある。どうりでわからなかったはずだわ。そして「今度、本を出版したので、買って読んでください」と続いています。
ふーん、本ね ・・・ えっ、ちょっと待て。普通、こういう場合は 著者が本を贈呈するのじゃないのか?
この時節に及んで貧乏サラリーマンに対して印税に貢献せよと言うのか。しかしかつてはお世話になった相手だし、買って差し上げるか。(苦笑)
というわけで書店に繰り出したのでした。
が、困ったことにお目当ての本がどこにもありません。むしろ、目立つのは通称”勝間本”ばかり。
そういえば勝間女史に刺激されたせいか、このところ女性コンサルタントがビジネス本を出版するケースが相次います。しかも、帯には著者の”お写真”まで入っている念の入れよう。美形ほどよく売れる、ってこと?
知り合いのコンサルタントもその波に乗った格好なのでしょうが美形かどうか・・・わからないけど、まあそういう要因も手伝って並んでいないのかもしれない。(笑)
しかしせっかく来たんだから何か買って帰らないと、でも勝間女史のは立ち読みしちゃったし(爆)ということで、目立つピンクのカバーを手に取ったのが今回ご紹介する、「ザ・チェンジ! 人と職場がガラリと変わる12週間プログラム~実話に基づく組織変革ストーリー」。
Amazonの書評を見てると絶賛の嵐だし、東京では著者がブロガーミーティングにまで呼ばれる程のフィーバーぶり。
大阪にいるとこういう情報には疎くなりますなあ。
さすが実話に基づくだけあって、非常に生々しいドロドロした内容で進んでいきます。
著者が冒頭、「たいへんな会社を引き受けちゃった」と述べる心情は、自分の過去の経験からしても同感同感。
最後は映画の様にハッピーエンドで終わるので、やれやれ目出度し目出度しと読者を安堵の底に導いてくれます。
で、数時間経つと「あれっ、これって結局は著者の宣伝本じゃないのか?」と思ってしまうあたりは仕方がないことかもしれません。
というのも、ここに登場する「わかさフーズ」という会社は、
1.トップが現状を変えたいと思っていた
2.チャンジしたいと考えた部門(モデル部門)が存在した
3.モデル部門は若手で構成され、幸いなことに邪心が無かった
4.部門長はチェンジしなければ明日はない、と思っていた(でも、ノウハウが無かった)
5.コンサルタントが外部の者として、言うべき事をいい、コーチングが非常に上手かった
という5つの成功要件があるように感じます。
なので、これらのポイントが揃っていなかった、たとえ本書のやり方をまねても上手くはいかないでしょう。
たとえば先生役を雇わず、自力でやったとします。
さて、現状に対して苦言や注意点を誰か言えたでしょうか。他の人達はそのコメントを愚痴ではなく、アドバイスとして素直に聞き入れることができたでしょうか?
また仮に、ボトムアップで改革にチャンレンジしたとして、ミドル層やトップの同意や擁護は得られたでしょうか。本書第9週のような事態が起こった場合、誰が体を張って”対決”してくれるのでしょうか?
・・・というように考えを巡らせていくと、どうしても「わかさフーズ」のケースは”モデル”として捉えざるを得ません。逆に言うと、これだけ条件が整う事が少ないので、世間の企業が”勝ち組””負け組”に分かれてしまうという証でもありましょう。
さて、くだんの知り合いのコンサルタントも組織改革のプロであります。
彼女なりにどんなアプローチで対処したのでしょうか。読み比べが今から非常に楽しみです。
-ENDE-
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